石垣島牛は2000年沖縄サミットで晩餐会に出されたことで話題を呼び、ブランド牛として有名になりました。
元々は黒毛和牛の素牛として子牛の時に日本各地に出荷されていましたが、牛肉の質が良いという事で、そのまま八重山郡内で一定期間育てられた牛を石垣牛として出荷し、人気が高まりました。
一年中温暖な気候でのびのびストレスなく育った牛は、さっぱりとして甘みがあり、牛肉特有の脂こさは気になりません。
この牛の味を生かした料理でのおすすめは、もちろんシンプルに牛肉を味わうことができるステーキです。焼肉は牛の色々な部位を食べる事もできますが、とくに炭火焼であれば香りも高まるでしょう。ハンバーグも石垣島牛ならではのジューシーさ味わう事ができます。珍しいところでは軽く炙った牛肉の握りを出すすし店があります。
そこでしか食べられない物を食べる事は、旅行の大きな楽しみです。
沖縄そばもそのひとつで、沖縄以外ではめったに食べられません。日本そばとも違うし、ラーメンやうどんとも異なる、独特のスープと麺とトッピングで提供され、「沖縄に来たんだな」と思う食べ物です。
八重山そばはまた一般で言う沖縄そばとも少し違い、縮れのないまっすぐな細くて丸い麺で、スープのダシは豚骨で取っておりやや甘めで、甘辛く煮た豚肉やカマボコがのっています。好みでピパーツと呼ばれる島胡椒を添えて食べます。沖縄そばは紅しょうがを乗せますが、八重山そばはあまり乗せません。
島の人たちの郷土料理、ソウルフードというもので、地元の人たちは普段この八重樫そばを気軽に食べて生活をしています。